佐渡島の海で見られるウミウシ

「ウミウシ」は簡単に言うと「貝殻を持たない貝の仲間」といえます。
近年ダイバーのあいだでは、「後鰓類(こうさいるい)」という分類上の括りで親しまれ、生物観察や撮影の対象として無くてはならない一群になっています。
佐渡を含む日本海側ではまだまだ未報告の種類が多く、今後の新種発見に期待が持たれます。
後鰓類=ウミウシと言っても、その種類は多く、生物マニア達を飽きさせません。奇抜な形体や、「海の宝石」とも評されるほどの色彩をもつ種類もいて、女性ダイバーにも人気があります。
他の生物が少なめになる冬から春の低水温時に種類・個体数が多くなるため、年間を通して生物観察や撮影を楽しむダイバーにとっては、とてもありがたい存在です。

頭楯目 CEPHALASPIDEA

ブドウガイ

ブドウガイ

Haloa japanica

春に「小木・琴浦」の潮溜まりに多数でていた。春以外では見たことがない。

ニシキツバメガイ

ニシキツバメガイ

Chelidonura hirundinina

春から初夏に見られる。個体数は少ない。

カラスキセワタガイ

カラスキセワタガイ

Philinopsis cyanea

春から初夏にかけて浅場の砂地で見られる。個体数は少ない。

不明のキセワタガイの仲間

不明のキセワタガイの仲間

春に姫津ビーチで見られた。

キセワタガイ

キセワタガイ

Philine argentata

全島の岩礁と砂地の境界で、春に見られることが多い。

アユカワウミコチョウ

アユカワウミコチョウ

Siphopteron Fuscum

初夏に「北小浦」の港内で見られた。「水津」や「姫津」で見られたことも。

キイロウミコチョウ

キイロウミコチョウ

Siphopteron flavum

春から初夏に北小浦で多く見られる。夏の水津で無数に見られた年もあった。

   

無楯目(アメフラシ目) ANASPIDEA

アマクサアメフラシ

アマクサアメフラシ

Aplysia juliana

春から初夏に全島で見られる。

ミドリアメフラシ

ミドリアメフラシ

Aplysia oculifera

春に全島の海藻帯で見られる。

カラスキセワタガイ

アメフラシ

Aplysia kurodai

全島で冬~初夏まで見られる。春は特に多い。30cmを超える大型も見られる。

クロヘリアメフラシ

クロヘリアメフラシ

Aplysia parvula

全島の岩礁・海藻帯で周年見られる。秋は少ない。

ウミナメクジ

ウミナメクジ

Petalifera punctulata

全島のアマモ帯で見られる。春から初夏に多い。

ヒメミドリアメフラシ

ヒメミドリアメフラシ

Stylocheilus risbeci

北小浦の港内で、何度か見られた。

フレリトゲアメフラシ

フレリトゲアメフラシ

Bursatella leachii leachii

北小浦の港内、泥っぽい場所で見られる。個体数は多くないが、季節に関係なく出ているようだ。